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会長コメント 2007

第45回定時総会 下妻会長就任挨拶

2007/05/28 ただ今、理事の皆様のご推挙により関西経済連合会会長に選任されました下妻でございます。

 関経連は昨年、記念すべき創立60周年を迎えました。この間、戦後の荒廃からの復興、高度経済成長から低成長、バブルの発生とその崩壊、失われた10年 など、我が国、関西は幾多の困難に直面してまいりましたが、多くの先人、先輩の皆様方の格別なご努力、ご尽力によって、その都度、立派に乗り越えてこられ ました。

 今、世界は稀に見る同時好況にあります。その一方で、民族・地域間紛争や核の脅威、地球環境問題、グローバルレベルのM&A、国・地方の膨大な財政赤字 など、国内外とも依然として大きな課題が山積しております。また、国際間、地域間の競争が一段とその激しさを増しており、官であっても民であっても、その 集合体である地域としても、改革を怠り、時の趨勢を見誤れば、即、敗者となる、大変厳しい時代でもあります。

 このような中、本日、関経連会長という大役を仰せつかり、その責任の重さに身の引き締まる思いを致しております。浅学非才、微力ながら、先人の皆様が築 いてこられました歴史と伝統を汚さぬように、関西のため、ひいては日本、世界のため、誠心誠意、最大限の努力を傾注してまいる覚悟でありますので、引き続 きご支援とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願いを申し上げます。
 
 前会長の秋山さんは、その在任中、関西経済の再生・発展、産業競争力強化のため、全身全霊を捧げてこられました。

 関空2期事業の推進とこの夏の第2滑走路供用開始、大阪駅北地区の開発促進や文化観光の振興、さらには分権改革の推進や税制・財政等に関する政策提言、 アジアや欧米との国際交流など数多の偉大なる業績をあげてこられました。何よりも危機的な状況だった関西経済の再生に強いリーダーシップを発揮されまし た。今や、関西経済は我が国の景気拡大の原動力になっていると申しても過言ではありません。このような比類のない実績をあげられました秋山前会長に深く敬 意と謝意を表するとともに、今後は、当連合会の相談役として、大所高所からご指導とご鞭撻を賜りますよう、引き続きよろしくお願いを申し上げる次第であり ます。

 ご高承の通り、政治、行政、経済など様々な分野において東京への一極集中が進んでおりますが、情報そのものも東京に偏在しております。この関西に情報が 集まりにくいことが関西からの情報発信力の弱さにもつながっております。この情報受発信力の弱さは、今後、関西において様々な事業、政策提言などを推進し ていく上で、最も大きな障害になるのではないかと思っております。

 私は、この関西の情報受発信力を強化していくことが極めて重要であると考えます。そのため、世界から人や事業や情報が関西にもっと集まる方策を考える、 さらには、集まった情報の付加価値を高める手立てを打ち、関西から、より価値の高い情報や技術、文化、政策などを発信し、それがまた、内外の価値ある情報 を集め更なる発信を生むという好循環を形成していきたいと思っております。その際、歴史的、地理的、経済的に結び付きの深いアジア地域との関係強化に資す る何らかのインタラクティブなプログラムを検討していくことが必要なのではないか、このことが、長い目で見れば、世界・アジアと直結する関西、存在感のあ る関西、信頼され愛される関西の構築につながっていくことに役立つのではないか、このような思いを強く致しているところであります。

 もとより、企業経営上の課題への対応や政策提言、社会資本整備や産業振興、賑いづくり、また投資・貿易促進や地球環境保全、国際交流・国際貢献など、関 経連が担うことを期待されている様々な課題に積極的に取り組んでいくことは当然であります。事業運営にあたっては、会員の皆様のニーズ、地域社会やグロー バル社会のニーズに応えることに全力を尽くす所存であります。その際には、他の経済団体との連携、分担も必要不可欠でありますので、ご関係の皆様方には、 格段のご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げます。

 また、目標と責任の所在を明確化し、軽重と時間軸を決める、加えて関経連本来のスタンスである側面支援・環境整備・自立支援という考え方を基本に活動し てまいりたいと思いますが、皆様とともに、関経連のミッション、使命、役割は何であるか、関経連のポリシー、基本方針は何であるかということについて、も う一度、議論していきたいと考えております。

幸い、卓越した見識と行動力をお持ちの12人の副会長と10の委員会の委員長、部会長、副委員長など統括委員の皆様方にご協力を頂けることとなりました。 この統括委員の方々をはじめ多くの会員の皆様、関連団体等のご関係の皆様方には、この関西経済連合会をご一緒に支え、ご一緒に考え、ご一緒に汗をかいて頂 きたい。私としては、この皆様方のお力を十二分に発揮して頂けるように、そして、関経連としての総合力が遺憾なく発揮できるように、全力を傾けます。

関経連の創立趣旨に、「産業人の常に緊密なる連携を通じた、産業人の自由なる創意と活発なる活動を促進する総合研究機関として設立する」という主意のくだりがあります。

これは先ほど申し上げました関経連のミッション、ポリシーの正に根本であり、現在でも私たちをしっかりと導いてくれるもの、私たちが肝に銘じなければなら ないことであります。今一度、この原点を想い起こし、皆様方とご一緒に、関経連発展のため粉骨砕身、力の限り尽くすことを改めてお誓いを申し上げ、措辞で はありますが、就任の挨拶とさせていただきます。

有難うございました。

以 上
(注)関経連の創立趣旨 抜粋


「凡ゆる(あらゆる)産業人の常に緊密なる連携と、隔意なき意見の交換を求め、十分且つ合理的な考慮と実行力とを盛り上げた同志結合機関の存立を期待せね ばならない。如上(じょじょう)の趣旨に則って、今般広く関西一円の経済団体、法人個人を打って一丸とし、重要財政経済問題に対し周到適切なる科学的検討 を加え、産業人の自由なる創意と活発なる活動を促進する総合研究機関として本会の設立を発起した」



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