トップページ > 関経連からの発信 > 会長コメント > 道路特定財源の見直しについてのコメント

会長コメント

道路特定財源の見直しについてのコメント

2007/12/07
2007年12月7日


道路特定財源の見直しについてのコメント


社団法人 関西経済連合会
会 長 下妻  博



高速道路をはじめとする幹線道路は、日本の産業競争力の維持・強化において欠かせない社会資本であります。今般、政府・与党において、厳しい財政事情に配慮しつつ、真に必要な道路整備を計画的に進めることが合意されたことを高く評価します。



関西においては、投資効果が高いにもかかわらず、新名神や大阪都市再生環状道路などの途切れた区間があり、必要な道路ネットワークが未完成な状態にありま す。このため、国際物流拠点の関空と阪神港と要所でつながらず、増大する国際物流の支障となっており、ひいては産業競争力に悪影響をおよぼしております。



国際物流の効率化など、地域のニーズとともに、国としても戦略的に整備すべき関西の幹線道路については、今般合意された地域の道路整備促進策を活用し、必要な事業化を早期に進めてもらいたいと考えます。



また、昨今、物流の定時性や安定性が重視されるなかで、物流関係車両の高速道路利用が増えております。高速道路ネットワークの有効活用を図り、物流のトー タルコストを低減させるためには、国際的にも高い水準にある高速道路料金の引き下げが不可欠であります。とりわけ、今般の合意に基づき、関空へのアクセス まで含めた阪神高速道路ネットワーク利用者の料金負担軽減の実現を強く求めたいと思います。


以上