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会長コメント

大阪府財政再建プログラム試案に関するコメント

2008/04/11
2008年4月11日

大阪府財政再建プログラム試案に関するコメント


(社)関西経済連合会
 会 長 下妻 博


1.今回、プロジェクトチームにて試案をまとめられたが、廃止・撤退等の事業の中には、地域経済活性化や中小企業支援のためにオール関西、産官学で取り組 んでいるものもあり、マイナスの影響が懸念される。今後の議論においては、単なる歳出削減ではなく、将来の経済成長を見据えた投資やセーフティネットの視 点を重視すべきである。


2.とりわけ関西国際空港ゲートウェイ機能強化促進事業を来年度廃止と明記されたことを非常に憂慮している。地元の自治体・経済界・関空会社は一体となって関西国際空港全体構想促進協議会を立ち上げ、関空の利用促進事業に取り組んできた。
 こうした取り組みは、国際貨物ハブ空港化などの空港機能強化ひいては大阪・関西の今後の発展には不可欠であり、意義や波及効果に鑑み、必要な予算措置をすべきと考える。


3.また、(財)大阪21世紀協会は今年度撤退とある。同協会は府、市、経済界の協力事業として多年にわたり、関西の文化振興と元気な大阪の実現に取り組 んできた枠組みである。府民の声をよく聞くとともに、今後の組織、事業のあり方に関して、市や経済界をはじめ関係者と方向性を議論すべきである。


以上