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会長コメント

消費増税関連法案閣議決定に関するコメント

2012/03/30

公益社団法人 関西経済連合会
会長 森  詳 介


本日、消費税率の引き上げを内容とした関連法案が閣議決定されたことは、持続的な社会保障、さらには最重要課題である財政再建に向けた一里塚が築かれたものと評価する。
しかし、財政再建に向けたさらなる消費税率引き上げに関する付則が削除されたことは、2020年までのプライマリーバランス黒字化の可能性を不透明にするものと懸念する。
今後、与野党が協力して速やかに同法案を成立させるとともに、野田首相には中長期の財政健全化に向けた給付の効率化・重点化と成長戦略の推進のビジョンをしっかり描き、その実現に向けた力強いリーダーシップをお願いしたい。