
お知らせ
2023年9月15日
事例を2件追加しました
事例集作成の目的
我が国では、少子高齢化による深刻な労働力不足に加え、新型コロナウイルス感染症対策としての働き方や生活様式の変革など、様々な課題に直面しています。そうした状況の中、生産性向上や付加価値創出の手段としてAIやIoT等の導入・活用は不可欠となっています。
最近では、ビジネス環境の激しい変化への対応や国際競争力といった観点から、単なるデジタル化や技術の活用にとどまらず、組織や業務、ビジネスモデルの変革・転換に取り組む 「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」の必要性が急激に高まっています。しかし、多くの企業では、AI・IoT等の先端技術の活用や、DXの
必要性について理解はしているものの、「具体的に何をすればいいのかわからない」などといった悩みを抱えているのが現状です。
関西経済連合会では、AI・IoT等を活用し、生産性向上や付加価値向上等に向けた企業の取り組みをまとめ、
事例集として2018年6月に公開いたしました。公開以降も定期的に事例の追加を行い、これまで多くの皆様にご活用いただいております。
本事例集では、AI・IoT等の活用による生産性向上や付加価値創出といった枠組みに加え、その先の成長・変革を見据えたDX実現に向けた視点でも事例を再整理し、より幅広いニーズに対応できるよう改良いたしました。また、「同業他社の事例を知りたい」「何ができるのか知りたい」というような企業の悩み・疑問点から検索できるよう、先端技術導入の目的・効果や業種・活用場面による事例分類を行いました。
これからAI・IoT等の導入・活用やDXの推進を目指す企業において、本事例集が“一歩踏み出す”きっかけとなれば幸いです。巻末には、国・自治体・支援機関等による支援制度も併せて紹介しております。是非、各企業の取組みの推進の一助にしていただければ幸いです。
AI・IoT等先端技術と課題解決
労働力不足への対策や職場環境の改善・労働時間抑制の対策として、企業には生産性向上の取組みが求められています。
AI・IoT等先端技術の活用は、課題解決において多くの効果をもたらすとともに、ビジネス環境の激しい変化に対応し、競争力を向上する取組みとして有効です。
課題 | 想定される効果 |
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身体的負担軽減 |
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DXの実現に向けて
DX(デジタル・トランスフォーメーション)は、AI・IoT等のデジタル技術やデータを駆使し、一部作業の効率化にとどまらず、
組織や業務、ビジネスモデルを大胆に変革していくという概念を指します。
より便利な社会づくり、ビジネス環境の激しい変化への対応や国際競争力強化といった観点からDX推進は重要です。
DXを通じて目指す姿
- 顧客や社会のニーズや課題をとらえ、利用者に魅力ある豊かな価値をもたらす。
- 競争上の優位性を確立するとともに、環境変化への対応力を身につける。
DXモデルケースの例
※IPA「IT人材白書2017」を参考に関経連作成

DX実現に向けた取り組み例
本事例集では、DX実現に向けた取り組みとして、各事例を3種類に分類して紹介しております。
(事例ページ「絞り込み機能」よりご確認いただけます。)
アナログ情報・手作業
のデジタル化
【例】
- アナログ情報をデータ化し、活用
(手書き帳票のデータ記録など) - 手作業をデジタル技術で代替
(検査のロボット化など)
プロセス・ビジネスフロー
の改善・改革
【例】
- データを活用した分析・予測
(売り上げ予測に基づく発注など) - データを活用した生産計画や
問題箇所の特定
ビジネスモデルの変革を伴う
豊かな価値の提供
【例】
- ビジネスモデルの変革
- 他業種サービス・製品の提供など
- 新たな価値、体験の提供
関西経済連合会では、
冊子でも事例集を
公開しております。
現在掲載中のもの:
2021年4月発行(vol.3)
自治体・支援機関の皆様へ
ご希望の場合は、冊子を送付いたします。
下記お問合せ先までご連絡ください。
お問合せ先
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事例を掲載していただける方へ
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