制度・取り組み事例集
  • 階層横断施策

DE&Iラボ

金融・保険業

三井住友信託銀行

  • 勤務形態
  • 健康支援
  • 職場環境の整備
  • 多様なワークスタイルへの対応と適正な評価
  • 「誰もが『私』らしく能力を発揮できる環境の実現」を目指し、知的・精神(発達)障がいのある社員が働く、DE&Iラボを東京(府中)・大阪に設置。
  • 特に、大阪では、大阪本店総括部内でのインクルージョンをコンセプトとし、DE&Iラボ所属の社員は他の業務を行う社員と共に同じ職場で働いている。

導入理由

  • 日本の障がい者の総数は1,164.6 万人で総人口の約9.3%(厚労省調べ2024 年5月31日時点)を占めており、障がい者の方々の力をより一層活用することは社会的にも大変重要な課題となっている。
  • かかる中、「個々人の多様性と創造性を経営に活かす」という当グループの経営理念のもと、個々人の多様性と創造性が、組織の付加価値として存分に活かされ、働くことに夢と誇りとやりがいを持てる職場の実現を目指して、知的・精神(発達)障がいのある社員の雇用と活躍を推進すべく導入。

対象者

知的・精神(発達)障がいのある社員

内容

  • 従来、障がい者雇用について、身体に障がいのある社員が大半であったため、知的・精神(発達)障がいのある社員が働くDE&Iラボ(府中)を設置し、2022年7月から業務開始。2024年7月よりDE&Iラボ(大阪)も業務開始。
  • DE&Iラボ所属社員は銀行関連業務を主に担い、大阪では他業務を行う社員と同じ職場(大阪本店総括部)で働きながら、関西圏内の各部署へ出張を行う等、インクルージョンがコンセプト。

参加者数

  • 2025年5月現在DE&Iラボ(府中)所属27名(うち障がいのある社員23名)、DE&Iラボ(大阪)所属10名(うち障がいのある社員6名)。
  • なお、DE&Iラボ(大阪)は数年後50名(うち障がいのある社員35名)を目指す。

効果

  • 知的・精神(発達)障がいのある方の個性や特性、配慮事項等について社内での相互理解が深まり、個性や特性にあった業務をDE&Iラボに依頼できる。
  • 個性や特性にあった多様な業務を通じて、障がいのある社員の多様なキャリアが広がっていく。
  • 付随効果として、DE&Iラボ(大阪)社員が支援を受けていた障がい者就労支援機関にて障がいのある方へ当社が「お金」に関する勉強会を実施。

社員の声

  • (DE&Iラボ所属社員)得意分野を察してもらい、才能を発揮することができている。
  • (DE&Iラボ所属社員)多種多様な業務の中、自身の能力を引き出せる場所で、自分の得意を見つけられる場所がDE&Iラボと考えている。
  • (DE&Iラボ所属社員)出張先の部署からも必ず感謝されることがやりがいに繋がっている。
  • (業務依頼部署社員)業務の精度、速度共に想定以上で助かっている。
  • (業務依頼部署社員)業務の依頼が出来たことで、1名減の中、無事に期末繁忙期に対応出来た。
  • (業務依頼部署社員)Excelにて細かい対応をしていただいた結果、業務の効率化に大きく繋がった。