1. Home
  2. 制度・取り組み事例集
  3. グローバル共通のジョブ型人材マネジメントシステム
制度・取り組み事例集
  • 階層横断施策

グローバル共通のジョブ型人材マネジメントシステム

医療機器製造業

シスメックス

  • キャリアプラン
  • 評価制度
  • 適材適所の人材配置と複線的なキャリア選択
  • キャリアの自律を後押しする人事制度の見直し
  • 海外を含めたグローバルな事業展開に対応し、専門性を軸とした人材マネジメントへ転換

導入理由

現在、売上の8〜9割近くを海外での販売が占めており、研究開発・生産の拠点は日本にあるものの、世界各地の海外子会社で販売やアフターサービスに従事する社員の存在が重要である。日本では従来、職能型・メンバーシップ型の採用や育成を行ってきたのに対し、海外の社員はジョブ型志向が強く、自身の専門性を強みに仕事を行っている。日本本社の社員が海外の社員と対等に仕事を進めていくためには、個人の専門性を活かすことが不可欠である。

また、世界各地の拠点で人事制度や評価の仕組みがバラバラであると、グループとして一体感を持って仕事を進めることが難しい。こうした状況をふまえ、2020年に日本の人事制度を海外のスタンダードによせた新たな人事制度へと変更した。

対象者

国内外のグループ社員

内容

  1. グローバル共通のジョブ型人材マネジメント
    仕事を起点に、求められる専門性や責任に応じて人材を配置・処遇する考え方をグローバルで統一。各国・地域の事情をふまえながら、共通の人材マネジメントの考え方を展開している。
  2. グローバルHRポリシーの整備
    各国の文化・慣習や法律の違いをふまえ、コンピテンシー(成果につながる行動)による評価や等級制度の共通化など、グローバルでの基本的な人材マネジメントの考え方を「グローバルHRポリシー」として整理し、各地での運用の拠り所としている。
  3. ジョブディスクリプションによる職務の明確化
    職務内容や必要なスキル等を明示することで、社員が「やりたい仕事」と「現在不足しているスキル」を把握し、自身のキャリアを考えられるようにしている。
  4. スキルの見える化とキャリア形成
    社員が自身のスキルを明確にし、上長と相談しながらキャリアを考える仕組みを試行。現時点では、詳細なスキル定義の厳密な運用ではなく、幅広い仕事に必要となる能力やビジネススキルを中心とした「グローバル・リーダーシップ・コンピテンシー」を活用している。
  5. 職種別採用・職務を起点とした人材配置
    新卒採用を職種別採用に変更するとともに、社内公募制度においても「どのような役割で、どのような人材を求めているか」を明確にして人材を募ることで、人材と職場のマッチングを高めている。

効果

  • 日本国内の人材マネジメントをジョブ型にしたことで、受け入れ部門が求める人材像や仕事を明確に示せるようになり、海外の大学から外国人材を採用する際にも、選考段階で候補者の適性を見極めやすくなった。
  • 社内公募制度においても、役割を起点として人材を募ることで、異動する社員と受け入れ側双方の納得度が高まり、その後の活躍度合いも高まっていると感じている。新卒採用についても職種別採用に変更したことで、入社後のミスマッチも大幅に減少したと見ている。

企業インタビュー

2026.10.30 企業の取り組み最前線

【連載企画】外国人材とともに築く、これからの社会 ― 企業と地域でつくる共生と成長の未来 第1回「ダイバーシティの重要性をふまえた、外国人材が活躍できる環境の整備」
――注目企業インタビュー:シスメックス

詳細を見る