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関西文化学術研究都市

概要と経緯

関西文化学術研究都市(以下、「けいはんな学研都市」)は、 1978年に発足した関西学術研究都市調査懇談会(座長:故奥田元京都大学総長)により提唱されました。けいはんな学研都市構想が生まれた背景には、当時の、(1)人類が直面する課題への対応(資源の枯渇や環境の悪化を防ぐ、新しい地球文明の創造)、(2)基礎科学の強化(先進国に対するキャッチアップの時代が終わり、基礎科学の研究を日本独自で行っていかなければならないという危機感)、(3)関西の復興(関西で培われた文化・学術研究の蓄積、京都・大阪・奈良という性格の異なる都市の存在、伝統工芸や独自の技術を持つ中小企業が多いこと、などから21世紀の日本・世界を考える上で関西が適地)、といった考え方がありました。

そして、87年の関西文化学術研究都市建設促進法の施行以来、京都府、大阪府、奈良県の3府県にまたがる京阪奈丘陵において、産学官連携のもと、国家プロジェクトして事業が進められてきました。
現在、12の文化学術研究地区(計3600ha)が分散・ネットワーク配置され、2007年4月現在の人口は約23.2万人(1986年当時と比較して約1.8倍の増加)、立地施設数は07年12月末現在で106件、進出機関数は270件あまりにのぼっています。

また、都市への立地促進・誘致を図る中核機関として(財)関西文化学術研究都市推進機構が、立地施設の連携・交流を図る中核機関として(株)けいはんながあります。

※(株)けいはんなは07年11月30日に民事再生の申立てを行い、08年4月30日に大阪地方裁判所に再生計画案を提出しました。「株式会社けいはんな」が、「けいはんな学研都市」の一層の発展に向けて主要な役割を果たせるよう、今後とも、経済界として引き続き支援してまいります。また、けいはんなプラザの営業は通常どおり行っています。

サード・ステージ・プラン

けいはんな学研都市は都市構想の提唱当初から約 30年が経ち、都市構想、都市建設の時代を経て、都市運営の時代に入りつつあります。こうした中で、2006年3月に、今後おおむね10年間の学研都市の取り組みを示す 「関西文化学術研究都市サード・ステージ・プラン」 が国土交通省により策定されました。サード・ステージ・プランの6つのポイントは以下のとおりです。
(1)「持続可能社会のための科学」への取り組み
(2)国際研究開発拠点として新産業の創出 ~産業化・広域化・国際化の展開~
(3)文化拠点の高度化と新たな文化学術研究の推進
(4)未来を拓く知の創造都市の実現~市民や研究者による都市活動の展開、持続可能なまちづくりの実現~
(5)学研都市の活動を支える基盤整備の促進
(6)「高度な都市運営」に向けて、大きくステップアップ!~「都市の建設」から「建設推進・高度な都市運営」へ体制の強化~

06年11月には、サード・ステージ・プランの推進に向けて、「関西文化学術研究都市サード・ステージ・プラン推進会議」(座長:立石義雄関西文化学術研究都市推進機構理事長)が設置され、重要事項の審議や、実現化方策の検討などを行っています。

新産業創出の取り組み

"けいはんな発"の新産業創出の流れを加速させるため、 2005年4月に、官民共同で けいはんなプラザ に新しい産業総合支援拠点 「けいはんな新産業創出・交流センター」 (以下、センター)が開設されました。センターは(1)研究成果の事業化促進、(2)地域産業の振興、(3)広域連携の推進、(4)国際交流の促進を主な活動とし、産学官の連携による産業クラスターの形成に取り組んでいます。

研究成果の事業化促進については、「目利き」の力を借りながら、技術シーズごとに研究成果の事業化促進に向けた研究会を設置し、各技術シーズの課題に関する共通認識を形成し、新産業創出に向けた活動を推進するための支援を行っています。また、地元の中小・ベンチャー企業経営者を対象に経営スキル向上のための各種セミナーを開催し、優良中小企業の創出・育成と企業同士のネットワーク形成の促進をはかるとともに、知見や人脈を持ち、社会貢献意欲のある企業OBの方々をエキスパートボランティア(EV)に任命し、コーディネートへの協力を依頼することでマッチング活動を一層充実させています(現在、けいはんな地域在住のEVを募集中)。

広域連携の推進については、センター、神戸の新産業創造研究機構、京都リサーチパーク、大阪産業振興機構と4者間で連絡会を定期的に開催し、相互のレベルアップ、関西地域内の連携を進めています。さらに、広域連携の新たな試みとして、センターでは07年度より中部経済連合会の下部組織である中経連新規事業支援機構との連携を行っています。その他にも国際交流を促進する活動として、けいはんなプラザ内に「国際ビジネス交流サロン」を設置、ボランティア団体の協力を得て、海外からの研究者とその家族のための日本語教室の開催や相談などを行っています。

海外のサイエンスパークとの国際交流

2005年11月にけいはんな学研都市と中国最大規模のサイエンスパークである北京市中関村科技園区が交流協定を締結しました。そして、交流の一環として、06年4月には中関村科技園区代表団を迎えてけいはんなプラザで記念フォーラムを開催し、07年5月には関西文化学術研究都市推進機構が、立石義雄理事長を団長に中関村科技園区訪問団を派遣しました。さらに、07年12月には、双方の立地企業の参画を得て「日中環境ビジネス・ミーティング」を開催するなど、環境分野を中心とした交流の強化を展望しています。今後も、息の長い人的交流・技術交流が期待されています。

けいはんな学研都市に関する詳細な情報は、けいはんな学研都市ポータルサイトをご覧下さい。



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