経済人
2025年8月



「関西D&Iビジョン」実現へ──進む当会の取り組み
労働力人口の減少下にあるわが国。企業が持続的に成長していくためには、社員の多様性や多様な働き方を認め、一人ひとりの個性や強みを組織の力として生かす "ダイバーシティマネジメント" を重視した経営が不可欠となっている。こうした情勢をふまえ、関経連では、関西がD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の先進地となることを目指し、D&I専門委員会のもと、2021年11月に公表した「関西D&Iビジョン」の実現に向けて取り組みを進めている。今号では、「D&Iに関するアンケート調査」の実施とそのフィードバック、「D&Iガイドライン」の改訂など、企業のD&I推進を支援する当会の取り組みについて紹介する。


「ONE関西」で広域観光振興を~EXPO2025関西観光推進協議会の取り組み~
本年4月に2025年大阪・関西万博が開幕したこともあり、強力な追い風が吹いている日本・関西の観光。2025年上半期の訪日外客数は2,151万人を超え(日本政府観光局統計)、この時期では初めて2,000万人を突破した。この活況に一役買っているのが、広域観光の促進を通じて、万博開催の効果を関西一円に波及させることを目的に、2023年3月に設立された 「EXPO2025関西観光推進協議会(以下、協議会)」 と協議会が進めてきた 「万博プラス関西観光推進事業」 である。今号では、協議会を中心とした関西の広域観光振興の取り組みについて紹介する。