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会長コメント

2025年大阪・関西万博閉幕に関するコメント

2025/10/13
公益社団法人関西経済連合会
会長  松 本 正 義



   

 本日、大阪・関西万博が閉幕した。

 当会はこれまで地元経済界として、政府、大阪府・市などとともに、万博誘致の実現、開催準備、会期中の円滑な運営に全力を挙げて取り組んできた。様々な課題もあったが、好評のうちに無事、閉幕を迎えられたことは大変感慨深い。大阪・関西万博に携わった多くの関係者のご努力、ご支援に心より敬意を表するとともに、ご来場いただいた皆さまに厚く御礼申し上げる。

 今回の万博では、世界の分断という不安を抱える状況下で、世界各国が大屋根リングの中に集い、交流・共創の輪が広がり、万博の意義が再認識された。
 また、1970年に続く、二度目の万博を成功裏に開催できたことで、国際都市としての「大阪」の発信力と都市格が高まるとともに、海外における「関西」という地域の認知度も向上した。加えて、各国や企業、多様な参加主体が考える「いのち輝く未来社会」が提示され、その実現に寄与する新たな技術・サービスを多くの来場者が体感できたことが、意義深かった。

 今後は、大阪・関西万博をスプリングボードとして、関西を新たな発展軌道に 乗せていく必要がある。そのためには、万博で披露された技術・サービスの社会実装や、万博で高まった「関西」の訴求力を活かした広域観光の推進など、具体的なレガシーを継承、発展させることが重要である。経済界としても、政府、自治体と協力しつつ、その実現に向けて全力を尽くしてまいりたい。

以  上