令和８年度与党税制改正大綱に関するコメント

　本日、令和８年度与党税制改正大綱が取りまとめられた。

　「強い経済」の実現に向け、設備投資を促進する思い切った制度の新設や、先端分野の研究開発税制の上乗せ措置など、中長期的視点に立った企業の成長戦略を後押しする内容であり、評価したい。

　また、インフレに対応して基礎控除等の引上げおよび２年に１度の改定が決まったほか、住宅ローン減税の延長・拡充、NISA積み立て枠の子ども向けへの対象拡大など、生活支援・所得拡大のための手当てがなされたことを歓迎したい。給付付き税額控除についても検討が深まり、早期に実現されることを期待する。

　経済界としては、引き続き、生産性向上やイノベーション創出、そして適正な価格転嫁や力強い賃上げの流れの継続を通じ、経済・社会の発展に貢献していく。