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2021年度

2022.02.01

評議員会を開催

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 1月17日(月)、大阪大学大学院医学系研究科教授の樂木宏実氏を講師に迎え、「人生100年時代の老化制御」と題した評議員会をオンラインにて開催した。
 講演では、高齢者人口が増加するなか、健康寿命の延伸が注目されており、食事の質や健康的なライフスタイルなど環境的な要因が寿命に大きな影響を与えていることを科学的に解説された。
 また、樂木氏は、骨や関節などの衰えにより移動機能が低下した状態(ロコモ)、さらには加齢で筋力や心身の機能が低下した状態(フレイル)といった要介護状態に至る前段階で医療が適切に介入すれば、健康で自立した状態に戻せる可能性について言及した。
 最後に、老化制御薬の開発に向けて、世界の研究者が精力的に取り組んでいることについても紹介があった。