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2022年度

2022.04.26

評議員会を開催

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 4月11日(月)、立命館大学古気候学研究センター長の中川毅教授を講師に迎え、「古気候学が照らす未来:人類は予測不可能性とどのように向き合ってきたか」と題して評議員会を開催した。
 講演では、地球が過去50万年の間に10万年周期で温暖期と氷期を繰り返してきたこと、過去3回の温暖期が3,000年から1万年を超える程度で終わっていることから、およそ1万1,600年も温暖期が続く現代は地球にとっては極めて例外的な状態であるとの説明があった。
 また、人類は、安定した気候を前提として生産効率を追求する傾向にあるが、突発的な環境変化にも対応できるよう、より多様性を確保した社会を形成することが重要であるとの指摘があった。