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2023年度

2023.05.16

評議員会を開催

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 4月24日(月)、京都大学総長の湊長博氏を講師に迎え、「老いは病いか?」と題した評議員会を開催した。 講師は、高脂血症、がん、2型糖尿病、慢性腎不全、関節リウマチ、認知症などが65歳前後に発症、診断されていることを指摘し、加齢に伴う免疫システムの老化が加齢関連疾患を引き起こしていると考えられると述べた。さらに、老化T細胞と自己反応性B細胞の相互刺激を阻止すれば、免疫老化を防げる可能性があると解説した。
 また「老化が引き起こすさまざまな疾患を取り除けば寿命は延び続けるかもしれない。人はいまだ寿命の限界を知らず、いずれ迎える寿命を決定づけるものが何かはまだ分かっていない」と語り、講演を締めくくった。