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2023年度

2023.08.08

評議員会を開催

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 7月24日(月)、評議員会を開催、静岡大学名誉教授の本多隆成氏を講師に迎え、「大御所家康と『徳川公儀』」と題した講演会を開催した。
 講演では、NHK大河ドラマ「どうする家康」の主人公・徳川家康が関ヶ原の合戦で天下の実権を握った後、どのようにして新たに徳川公儀を確立したのかについて解説があった。
 講師は、家康は江戸幕府を開いて2年で将軍職を息子の秀忠に譲ったものの、自らは駿府で大御所として政治の実権を掌握し、諸大名の統制や対朝廷、外交に関する諸政策を行ったほか、豊臣秀頼を二条城に迎えてあいさつさせることにより徳川の優位性を世に示したが、なおも豊臣氏が一大名に収まらない権力を保持していたことから大阪夏の陣で滅亡させ、徳川公儀を揺るぎないものにしたと述べた。