NEWS FILE

2023年度

2023.12.05

評議員会を開催

231205nf1.jpg

 11月20日(月)、評議員会を開催、名古屋大学名誉教授の福和伸夫氏を講師に迎え、「温故知新で南海トラフ地震を凌ぐ」と題した講演が行われた。
 講演では、自然災害・疫病の発生が歴史形成と深い関わりを持つことや、日本は500年に1度の間隔で大動乱期を繰り返しており、東日本大震災やコロナ禍を経て、南海トラフ地震や首都直下地震、富士山噴火が起きる可能性が今まさに高まっていることなどについて解説があった。
 講師は、「治水事業によって風水害を減らすことができており、国は津波対策から建物被害対策に重点を移す時に来ている。港湾をはじめとする都市機能を維持するために、各地で官民が連携してハード面での備えを進めることで、南海トラフ地震を契機とする日本破綻を回避せねばならない」と述べた。