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2025年度
2025.06.10
経済財政委員会講演会

5月26日(月)、経済財政委員会では、一橋大学大学院経済学研究科の佐藤主光教授を講師に迎え、「税と社会保障の一体改革に向けて必要な環境整備とは」と題した講演会を開催した。
講演では、わが国の財政と社会保障の現状が解説されたほか、経済学者と国民との間で財政赤字の原因に対する認識にギャップが生じていることを示すアンケート調査の結果が紹介された。その上で、「給付と負担の見える化」や、セーフティネットが手薄なワーキング・プアの自立を支援する仕組みなどが、「社会保障と税の一体改革」の方向性として示された。
加えて、応能負担を徹底するために必要な所得情報を把握する仕組みや、省庁の枠を越えて議論する場の創出など、一連の改革を進めるための環境整備の必要性が強調された。