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2025年度

2025.08.05

企業制度委員会講演会

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 7月23日(水)、企業制度委員会では、早稲田大学商学学術院のスズキトモ教授を講師に迎え、「マルチステークホルダー資本主義に基づく経営の実践-付加価値分配計算書の活用-」と題した講演会を開催した。
 講師は、1990年代以降、わが国では企業の売り上げや従業員・役員の給与、設備投資などは伸び悩む一方で、新自由主義に基づく金融制度改革やコーポレートガバナンス改革により、株主への還元のみ伸び続ける状況が生じていると指摘した。
 こうした状況をふまえ、企業が生み出す成果を株主にとどまらず、従業員をはじめとする多様なステークホルダーにも還元されるべき付加価値としてとらえ、その適正な分配につなげるための企業経営の実践方策を提案した。あわせて、近年ではこうした考え方を経営に取り入れる企業が現れていることも紹介した。