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2025年度
2025.10.21
地球環境・エネルギー委員会講演会

10月8日(水)、地球環境・エネルギー委員会では、国立環境研究所の五箇公一氏を講師に迎え、「生物多様性と人間社会〜グローバル化がもたらす生物学的侵入リスク〜」と題した講演会を開催した。
講演では、生物多様性を劣化させている要因やその保全の重要性、グローバル化に伴う外来生物問題が紹介されたほか、カーボンニュートラルの必要性や、生物多様性と感染症とのかかわりなどについて解説が行われた。
講師は、気候変動や新興感染症等のリスクを抑制し、人間社会が地球上で持続していくためには、生物多様性の破壊を食い止め、自然と共生する社会を構築することが不可欠であると指摘した。さらに、生物多様性の保全は環境問題にとどまらず、人間社会の持続可能性を支える「安全保障」であると強調した。