NEWS FILE
2025年度
2025.11.25
新型コロナ基金研究開発プロジェクト成果報告会
11月10日(月)、京都大学とともに「新型コロナ基金研究開発プロジェクト成果報告会」を開催し、会員および関係者から寄附をいただいた当会の基金「関西・新型コロナウイルス医療体制支援基金」より支援した「新型コロナウイルスに対する免疫応答・病態解明及び抜本的対策の研究開発」プロジェクトの研究成果について報告した。
冒頭、京都大学大学院医学研究科附属がん免疫総合研究センターセンター長の本庶佑氏から寄せられたメッセージを紹介。その後、本プロジェクトに参画した研究者から各分野における成果が報告された。
まず、大阪大学総長の熊ノ郷淳氏から新型コロナワクチンによる自然免疫記憶について、京都大学iPS細胞研究所・大学院医学研究科 免疫生物学教授の濱崎洋子氏から免疫応答の年齢差の実態とメカニズムについて報告された。さらに、京都府立医科大学大学院医学研究科ゲノム医科学部門教授の田代啓氏からサイトカインストームの発生機序について、神戸大学大学院医学研究科附属感染症センター 臨床ウイルス学分野教授の森康子氏から変異株に広く有効な広域中和抗体について、それぞれ報告された。
各講演後には、座長を務めた京都大学大学院医学研究科創薬医学講座特任教授の萩原正敏氏を交え、参加者との質疑応答や意見交換が活発に行われた。



