TOPICS
2025年度
関西デジタル・マンス クロージングイベント2025を開催
10月27日(月)、「関西デジタル・マンス」のクロージングイベントを大阪市内の「QUINTBRIDGE」にて開催、小林充佳副会長・DX委員長をはじめ、オンライン視聴を含む約230名が参加した。
はじめに、DXを通じて新たなビジネスの創出や業務効率化、地域・社会課題の解決に取り組む企業を表彰する「KANSAI DX AWARD 2025」(審査委員長:宮田裕章 慶應義塾大学医学部教授)の表彰式を実施。兵庫県神戸市で鉄道や商業施設などに使われる自動ドア用センサーの製造などを手がける旭光電機がグランプリを受賞した。
表彰式に続き、滋賀大学の竹村彰通学長およびOpenAI Japanの長﨑忠雄代表執行役社長が講演を行った。その後、橋本昭弘 DX委員会副委員長をモデレーターに迎え、生成AIが社会に与える影響や、今後の社会で求められる人材などについてトークセッションを行った。
*その他の賞
・金賞(大企業部門):関西電力、大和ハウス工業、日本新薬
・金賞(中堅・中小企業部門):アスカカンパニー、デジック、モリエン
・近畿総合通信局長賞:USEYA
・近畿経済産業局長賞:チトセ工業
関西高速道路ネットワーク推進協議会 要望活動を実施
10月24日(金)、関西高速道路ネットワーク推進協議会の松本正義代表(関経連会長)らは、鈴木俊一 自由民主党幹事長、斉藤鉄夫 公明党代表、中司宏 日本維新の会幹事長、新川浩嗣 財務事務次官、水嶋智 国土交通事務次官への要望活動を行った。
要望では、関西圏の環状ネットワークの早期完成をめざし、大阪湾岸道路西伸部、淀川左岸線延伸部、淀川左岸線(2期)、名神湾岸連絡線、大和北道路・大和御所道路、神戸西バイパスなどの事業中路線への継続的な予算確保や、新名神高速道路の早期全線開通や高速道路の機能維持、更新・進化に関する事業の推進に加え、第1次国土強靱化実施中期計画に基づき、今後の資材価格・人件費高騰等の影響を適切に反映した必要な予算・財源を通常予算とは別枠で確保することを求めた。
当会では引き続き、関西の高速道路ミッシングリンクの早期解消に向け取り組んでいく。
「関西広域リージョン連携宣言」を公表
10月23日(木)、「地方創生2.0」の政策の5本柱の一つとして掲げられている「広域リージョン連携」をふまえ、関西広域連合、関西観光本部、関西MaaS協議会との連名で「関西広域リージョン連携宣言」を公表した。宣言では、イノベーションの推進や観光振興など、府県域を越えた官民での取り組みをさらに加速させていくことを表明した。
宣言に際し、関西広域連合の三日月大造連合長は「全国で唯一の府県を越えた広域自治体である関西広域連合として、官民による広域連携をより一層強化していきたい」とコメントを寄せた。
また、真鍋精志 関経連副会長は、「これまでの蓄積を生かし、国の支援も得ながら具体的な取り組みを充実させ、広域リージョン連携の全国のモデルとなっていきたい」と述べた。
西日本経済協議会第67回総会
10月16日(木)、北陸、中部、関西、中国、四国、九州の6経済連合会で構成する西日本経済協議会は、京都市内で第67回総会を開催、約200名が出席した。
総会では、今年度の幹事団体として松本正義会長が開会あいさつを行った。続いて、前年度活動報告が行われた後、各地経済連合会の代表者から発言があり、園潔副会長から関経連の取り組みとして「地方分権・広域行政」「マルチステークホルダー資本主義」「ワールドマスターズゲームズ2027関西」を紹介した。
続いて、都倉俊一 文化庁長官による記念講演が行われ、最後に決議文「共創と広域連携による魅力と活力ある地域の創生~西日本が拓く新たな未来~」を採択した。
2025年大阪・関西万博閉幕
10月13日(月)、大阪・関西万博は184日間の会期を無事に終えた。
午前には万博会場内のナショナルデー・ホールにて、会期中に行われた議論の成果を宣言として広く発信するための「大阪・関西万博宣言フォーラム」が行われた。取りまとめられた宣言は、伊東良孝 博覧会担当大臣からマーヘル・ナセル 国連副事務総長とディミトリ・ケルケンツェス BIE事務局長あてに手交された。
午後には秋篠宮皇嗣同妃両殿下ご臨席のもと、EXPOホールで閉会式が執り行われ、当会の正副会長を含む約1,300名が出席した。式典では、秋篠宮皇嗣殿下がおことばを述べられたほか、石破茂 内閣総理大臣によるあいさつ、次期万博開催地となるベオグラード(認定博覧会、2027年)、リヤド(登録博覧会、2030年)、横浜(国際園芸博覧会、2027年)へのBIE旗渡し式などが行われた。さらに、会期を振り返る映像やパフォーマンスが披露された。
©Expo2025
2025年大阪・関西万博BIEデー
大阪・関西万博閉幕前日の10月12日(日)、博覧会国際事務局(BIE)および参加各国が一堂に会し、万博が閉幕に近づいたことを祝い、その成果を振り返るとともに未来に向けた連携を深めることを目的として、「BIEデー」が開催された。
EXPOホールで行われた公式式典では、伊東良孝 博覧会担当大臣らが来賓としてあいさつした。午後には、同会場で各国パビリオンの表彰や、大阪・関西万博の成功に貢献した組織等に贈られるBIEメダルの授与式を行う「表彰セレモニー」が開催された。
当会は「BIEゴールドメダル」を受賞し、松本正義会長がディミトリ・ケルケンツェス BIE事務局長とアラン・ベルジェ BIE総会議長からメダルを受け取った。さらに、夜にはナショナルデー・ホールでカクテルレセプションが開催され、松本会長が乾杯あいさつを行った後、和やかな雰囲気で歓談が行われた。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)を成功させる国会議員連盟総会
10月10日(金)、2025年大阪・関西万博の成功に向け、超党派の国会議員で構成された「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)を成功させる国会議員連盟」の総会が万博会場内で開催され、自由民主党、日本維新の会などの国会議員のほか、松本正義 関経連会長、吉村洋文 大阪府知事、横山英幸 大阪市長、藤原紀香 日本政府館名誉館長らが出席した。
あいさつに立った松本会長は、国会議員連盟による万博誘致の段階からの支援に感謝を述べ、「経済界として今回の万博を一過性のものにすることなく、日本経済の発展へのスプリングボードとしていきたい」と強調した。
EXPOビジネスフォーラム「大阪・関西万博未来へのレガシー」
10月8日(水)、2025年大阪・関西万博の閉幕を目前に控え、今回の万博が大阪・関西にもたらした成果や、万博後の大阪・関西の未来図、多くの企業が参画した万博のレガシーの継承などについて、万博に出展した企業や行政、有識者らが討論する「EXPOビジネスフォーラム」が万博会場内のフェスティバル・ステーションにて開催された。
基調講演に登壇した松本正義会長は、誘致活動からの関西経済界の取り組みや今回の万博の意義、万博で披露された技術・サービスの社会実装をはじめとするレガシーの創出・継承について触れた上で、「今回の万博によって関西経済を活性化し、"大関西"の実現につなげていきたい」と強調した。
大阪・関西万博 感謝と交流の集い
10月7日(火)、2025年大阪・関西万博の参加国・地域、国際機関に対し感謝の意を表するため、大阪府・市の主催による「大阪・関西万博 感謝と交流の集い」が大阪市内で開催され、336名が参加した。
乾杯発声に立った松本正義会長は、翌週に迫った万博の閉幕を念頭に、「来場者の楽しそうな表情を見るたびに、万博がいかに素晴しいイベントであるかを再認識する。その笑顔を輝かせているのはほかでもない、皆さま一人ひとりである」と述べ、深い感謝の意を表した。
会場では、OSK日本歌劇団によるパフォーマンスや会期中の様子をまとめた動画放映などが行われ、大いに盛り上がった。
植田和男 日本銀行総裁との懇談会
10月3日(金)、大商、関西経済同友会、大阪銀行協会とともに、植田和男 日本銀行総裁との懇談会を開催した。
松本正義会長は、関西の景気認識や2025年大阪・関西万博の成果およびレガシーについて述べた。また、経済界として「金利ある世界」への対応、賃上げの原資となる付加価値の創出、多様なステークホルダーへのバランスのとれた分配などの役割を果たしていきたいと発言した。
澤田拓子副会長は、関西のスタートアップをめぐる状況について述べ、海外のベンチャーキャピタル等をエコシステムに取り込みつつ、地域独自の成長モデルを構築する必要性を示した。あわせて、金融機関のリスクテイクを支える観点から、金融システムの安定に向けた継続的な取り組みを日銀に要望した。
植田総裁は、日本経済は足元で米国の関税政策が下押しするものの、先行きは海外経済の緩やかな回復により、成長率は高まるとの見通しを示した。金融政策運営については、「経済・物価情勢の改善に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく」と語った。



