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2025年度
労働情報講演会

9月25日(木)、野口&パートナーズ法律事務所の大浦綾子弁護士を講師に迎え、「『行政指導への対応』近年の傾向と企業の対応策」と題した労働情報講演会を開催した。
講演では、労働基準監督署による行政指導について、定期監督、申告監督、立入調査などの流れや監督官による指導のポイントが詳細に解説された。また、是正指導の件数が最も多い労働時間規制違反等の事例をもとに、対応例が示された。
講師は、「定期監督には、時間外・休日労働の法定時間超過の事業所をはじめ、裁量労働制の導入、過労死等による労災請求があった事業所、外国人技能実習機構から法令違反の疑いで通報のあった事業所が選定されている。平時からこれらの課題に優先的に取り組むことが肝要である」と述べた。
アル・ファーレフ サウジアラビア王国投資大臣との朝食懇談会

9月24日(水)、アル・ファーレフ サウジアラビア王国投資大臣との朝食懇談会が開催され、当会からは牧野明次副会長および金花芳則副会長らが出席した。
アル・ファーレフ大臣は、「今年はサウジアラビアと日本の外交関係樹立70周年となる重要な年である。2025年大阪・関西万博では、ナショナルデーに合わせてビジネスセミナーを実施する。今後も日本企業とのビジネス交流を深めていきたい」と述べた。
これを受け、牧野副会長は「サウジアラビアと日本の経済関係をさらに強化していきたい。そのため、サウジアラビア側から強力なサポートをお願いしたい」と応じた。
その後、会員企業各社から同国への進出状況や要望等について発言し、サウジアラビア側と意見交換を行った。
企業制度委員会講演会

9月24日(水)、企業制度委員会では、ブランズウィック・グループの江良明嗣パートナーおよび福岡侑希ディレクターを講師に迎え、「投資家・株主に対する戦略的エンゲージメント」と題した講演会を開催した。
講師は、企業が株主や投資家を含むステークホルダーとの信頼関係を築くことの重要性を強調した。その上で、自社の価値創造ストーリーやガバナンス体制を高い透明性をもって発信し、熱意あるエンゲージメントを行うことが信頼感の醸成につながると述べた。
また、近年日本市場でアクティビストの活動が活発化していることに触れ、自社が提案を受けた場合の対応として、面談時の具体的な対策や従業員への説明のあり方、世論形成における戦略などを紹介した。
けいはんな万博in夢洲~しろう!ふれよう!けいはんな~

9月19日(金)、けいはんな万博2025運営協議会*は、2025年大阪・関西万博にあわせて開催している「けいはんな万博2025」の関連イベントを万博会場で実施し、約3,000名が訪れた。
当日は関西文化学術研究都市(以下、けいはんな)に立地する企業や研究機関・団体など16社が参画。研究内容を体験できるブースを設置したほか、科学実験、ロボットとのふれあい、茶摘み体験などのワークショップを通じて来場者にけいはんなの強みや歴史、文化をPRした。
さらに来場者約1,000名を対象としたアンケートを実施し、9割以上がけいはんなに「必ず行きたい」または「機会があれば行きたい」と回答した。
*事務局:関西文化学術研究都市推進機構、大阪府、京都府、奈良県、関経連ほか
在大阪ハンガリー領事館オープニングセレモニー

9月18日(木)、在大阪ハンガリー領事館のオープニングセレモニーが開催され、当会からは松本正義会長が出席した。
式典では、シーヤールトー・ペーテル ハンガリー外務貿易大臣があいさつし、「2025年大阪・関西万博が大変な盛り上がりを見せるなど、関西は非常に活気がある。こうした状況の中、関西とハンガリーの連携強化のためにハンガリー領事館を大阪に設置した。今後、領事館が両者の懸け橋となることを期待している」と述べた。
その後、松本会長はシーヤールトー大臣をはじめ、オルネル=バーリン・アンナ 駐日ハンガリー大使館特命全権大使、ケレケシュ・アンドラーシュ領事館長らとともにテープカットを行い、同領事館の新しい門出を祝った。
企業所属アスリートによるジュニアアスリートへの指導

9月14日(日)、茨木市立福井市民体育館にて企業所属アスリートによるバスケットボール教室を開催、大阪府内のクラブチームに所属するジュニア選手25名が参加した。
講師には紀陽銀行ハートビーツの選手を迎え、けがの予防につながるストレッチなどを取り入れたウォーミングアップや、ゴール前の攻防を強化する実戦形式の練習、ミニゲームなどを実施した。その後、参加者が選手に直接質問できる交流の時間を設けた。
教室ではトップアスリートによる指導のもと、熱心にメニューに取り組み、果敢にプレーする参加者の姿が見られた。
フィリピン共和国大臣との懇談および意見交換会を実施

9月11日(木)、松本正義会長、土井義宏 科学技術・産業振興委員会副委員長、和田知徳 アジアビジネス専門委員長、舩山徹 国際委員会副委員長、丸山具彦 国際委員会副委員長は、フィリピン共和国のマリア・クリスティーナ・ロケ 貿易産業大臣、ラルフ・レクト 財務大臣、アルセニオ・バリサカン 経済企画開発大臣、シャロン・ガリン エネルギー大臣らとの懇談および意見交換会を実施した。
冒頭、松本会長は大臣らの来訪に謝意を表し、「関西とフィリピンの経済関係がさらに発展することを願っている」と述べた。
ロケ大臣は、当会が政策形成の最前線に立っていると高く評価した。さらに、「関経連のリーダーシップは関西のみならず、世界経済にとって極めて重要だ」と述べ、今後も積極的に当会との連携を推進していく意向を示した。
第13回明日のビジネスを担う女性たちの交流会in大阪を開催

9月9日(火)、21世紀職業財団、大商、関西女性活躍推進フォーラム(事務局:関西広域連合、当会)とともに「第13回明日のビジネスを担う女性たちの交流会」をオンラインにて開催し、約200名が参加した。
パネルディスカッションでは、東レアルファート取締役経営管理部門長の鈴木明子氏のほか、KNT-CTホールディングス執行役員社長室部長の勝山秀美氏、日本新薬執行役員人事部長の中西陽子氏が登壇し、一皮むけた経験や印象に残っている上司の言葉などについて発言があった上で、当時の思いや工夫など、女性のキャリアアップのヒントになるような議論が行われた。
最後に、パネリストらから「仕事も私生活も無駄な経験は何一つない。自分に自信を持ってさまざまなことにチャレンジしてほしい」と参加者へエールが送られた。
評議員会を開催

9月8日(月)、評議員会を開催、第165回直木賞受賞作家の澤田瞳子氏を講師に迎え、「歴史ある関西で紡ぐ物語」と題した講演をいただいた。
講師は、これまでの歴史小説は戦国時代・幕末における英雄を中央史観から描くものが多かったが、近年は地方や文化を題材とする作品が増えてきたと指摘した。
その上で、歴史の多様性を有する関西は、どこを切り取っても古代から現代までが断層のようになっており、歴史の奥行きをそのままの場所で味わうことができる地域かつ、今後さらに求められるであろう「非中央」の物語を発信し得る力を持つ地域だと述べた。
また、関西在住の作家たちによる文壇の活動も活発であり、昨年、66年ぶりに文士劇*『放課後』を上演したこと、再来年には第2回公演の実施をめざしていることを紹介した。
*作家などによって演じられる素人芝居
「関西航空機産業プラットフォームNEXT」第11回研究会を開催

9月5日(金)、神戸国際展示場で開催された「国際フロンティア産業メッセ2025」において、当会と近畿経済産業局、新産業創造研究機構(NIRO)で構成する「関西航空機産業プラットフォームNEXT」は第11回研究会を開催した。
今回は「空飛ぶクルマ」をテーマに、慶應義塾大学大学院SDM研究所顧問の中野冠氏が「大阪・関西万博後の空飛ぶクルマ、実装に向けた課題と見通し」、日本政策投資銀行産業調査部調査役の岩本学氏が「空飛ぶクルマの現在地と今後の展望~国内外の機体開発・社会実装の動向~」と題した講演をそれぞれ行い、盛会のうちに終了した。