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2025年度
西日本経済協議会第67回総会
10月16日(木)、北陸、中部、関西、中国、四国、九州の6経済連合会で構成する西日本経済協議会は、京都市内で第67回総会を開催、約200名が出席した。
総会では、今年度の幹事団体として松本正義会長が開会あいさつを行った。続いて、前年度活動報告が行われた後、各地経済連合会の代表者から発言があり、園潔副会長から関経連の取り組みとして「地方分権・広域行政」「マルチステークホルダー資本主義」「ワールドマスターズゲームズ2027関西」を紹介した。
続いて、都倉俊一 文化庁長官による記念講演が行われ、最後に決議文「共創と広域連携による魅力と活力ある地域の創生~西日本が拓く新たな未来~」を採択した。
2025年大阪・関西万博閉幕
10月13日(月)、大阪・関西万博は184日間の会期を無事に終えた。
午前には万博会場内のナショナルデー・ホールにて、会期中に行われた議論の成果を宣言として広く発信するための「大阪・関西万博宣言フォーラム」が行われた。取りまとめられた宣言は、伊東良孝 国際博覧会担当大臣からマーヘル・ナセル 国連副事務総長とディミトリ・ケルケンツェス BIE事務局長あてに手交された。
午後には秋篠宮皇嗣同妃両殿下ご臨席のもと、EXPOホールで閉会式が執り行われ、当会の正副会長を含む約1,300名が出席した。式典では、秋篠宮皇嗣殿下がおことばを述べられたほか、石破茂 内閣総理大臣によるあいさつ、次期万博開催地となるベオグラード(認定博覧会、2027年)、リヤド(登録博覧会、2030年)、横浜(国際園芸博覧会、2027年)へのBIE旗渡し式などが行われた。さらに、会期を振り返る映像やパフォーマンスが披露された。
©Expo2025
2025年大阪・関西万博BIEデー
大阪・関西万博閉幕前日の10月12日(日)、博覧会国際事務局(BIE)および参加各国が一堂に会し、万博が閉幕に近づいたことを祝い、その成果を振り返るとともに未来に向けた連携を深めることを目的として、「BIEデー」が開催された。
EXPOホールで行われた公式式典では、伊東良孝 国際博覧会担当大臣らが来賓としてあいさつした。午後には、同会場で各国パビリオンの表彰や、大阪・関西万博の成功に貢献した組織等に贈られるBIEメダルの授与式を行う「表彰セレモニー」が開催された。
当会は「BIEゴールドメダル」を受賞し、松本正義会長がディミトリ・ケルケンツェス BIE事務局長とアラン・ベルジェ BIE総会議長からメダルを受け取った。さらに、夜にはナショナルデー・ホールでカクテルレセプションが開催され、松本会長が乾杯あいさつを行った後、和やかな雰囲気で歓談が行われた。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)を成功させる国会議員連盟総会
10月10日(金)、2025年大阪・関西万博の成功に向け、超党派の国会議員で構成された「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)を成功させる国会議員連盟」の総会が万博会場内で開催され、自由民主党、日本維新の会などの国会議員のほか、松本正義 関経連会長、吉村洋文 大阪府知事、横山英幸 大阪市長、藤原紀香 日本政府館名誉館長らが出席した。
あいさつに立った松本会長は、国会議員連盟による万博誘致の段階からの支援に感謝を述べ、「経済界として今回の万博を一過性のものにすることなく、日本経済の発展へのスプリングボードとしていきたい」と強調した。
EXPOビジネスフォーラム「大阪・関西万博未来へのレガシー」
10月8日(水)、2025年大阪・関西万博の閉幕を目前に控え、今回の万博が大阪・関西にもたらした成果や、万博後の大阪・関西の未来図、多くの企業が参画した万博のレガシーの継承などについて、万博に出展した企業や行政、有識者らが討論する「EXPOビジネスフォーラム」が万博会場内のフェスティバル・ステーションにて開催された。
基調講演に登壇した松本正義会長は、誘致活動からの関西経済界の取り組みや今回の万博の意義、万博で披露された技術・サービスの社会実装をはじめとするレガシーの創出・継承について触れた上で、「今回の万博によって関西経済を活性化し、"大関西"の実現につなげていきたい」と強調した。
大阪・関西万博 感謝と交流の集い
10月7日(火)、2025年大阪・関西万博の参加国・地域、国際機関に対し感謝の意を表するため、大阪府・市の主催による「大阪・関西万博 感謝と交流の集い」が大阪市内で開催され、336名が参加した。
乾杯発声に立った松本正義会長は、翌週に迫った万博の閉幕を念頭に、「来場者の楽しそうな表情を見るたびに、万博がいかに素晴らしいイベントであるかを再認識する。その笑顔を輝かせているのはほかでもない、皆さま一人ひとりである」と述べ、深い感謝の意を表した。
会場では、OSK日本歌劇団によるパフォーマンスや会期中の様子をまとめた動画放映などが行われ、大いに盛り上がった。
植田和男 日本銀行総裁との懇談会
10月3日(金)、大商、関西経済同友会、大阪銀行協会とともに、植田和男 日本銀行総裁との懇談会を開催した。
松本正義会長は、関西の景気認識や2025年大阪・関西万博の成果およびレガシーについて述べた。また、経済界として「金利ある世界」への対応、賃上げの原資となる付加価値の創出、多様なステークホルダーへのバランスのとれた分配などの役割を果たしていきたいと発言した。
澤田拓子副会長は、関西のスタートアップをめぐる状況について述べ、海外のベンチャーキャピタル等をエコシステムに取り込みつつ、地域独自の成長モデルを構築する必要性を示した。あわせて、金融機関のリスクテイクを支える観点から、金融システムの安定に向けた継続的な取り組みを日銀に要望した。
植田総裁は、日本経済は足元で米国の関税政策が下押しするものの、先行きは海外経済の緩やかな回復により、成長率は高まるとの見通しを示した。金融政策運営については、「経済・物価情勢の改善に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく」と語った。
関西経済連合会と福井県原子力発電所所在市町協議会との原子力・エネルギー政策等に関する意見交換
9月30日(火)、福井県内の4市町の首長、議会議長で構成される「福井県原子力発電所所在市町協議会(立地協)」との意見交換会を開催した。当会からは、金花芳則副会長、森望副会長、間島寬 地球環境・エネルギー委員長らが出席した。
意見交換では、第7次エネルギー基本計画において、原子力発電を最大限に活用していく方向性と、その重要性が示されたことを評価する声が多数挙がった。また、AI等の進展に伴うデータセンターなどの電力需要の増加を見据え、原子力発電を支える人材の確保が喫緊の課題であるとの指摘もあった。
当会としては、引き続き原子力政策の着実な推進を政府に要望するとともに、会員企業への情報発信や、関西における原子力発電への理解促進に向けた活動に取り組んでいく。
Global Startup EXPO 2025
9月17日(水)~18日(木)、2025年大阪・関西万博の会場にて経済産業省などが主催するグローバルイベント「Global Startup EXPO 2025(GSE)」が開催された。同イベントは、ディープテック領域を中心とした国内外のスタートアップ関係者や起業家、トップ投資家らが一堂に会するもので、会期中には国内外から約150社のスタートアップが出展し、37のセッションが行われた。
17日には石破茂 内閣総理大臣や岸田文雄 前内閣総理大臣が登壇。18日には松本正義会長が会場を視察し、出展するスタートアップ経営者らと意見を交わした。
また、澤田拓子副会長が「グローバル視点で描く関西スタートアップエコシステムの未来」と題したセッションに登壇し、関経連の取り組みを紹介した上で、「GSEを機に、官民挙げて日本のエコシステムを作っていくべき」と発言した。
2025年大阪・関西万博 フランス・ナショナルデー公式行事
9月13日(土)、2025年大阪・関西万博の会場で開催された「フランス・ナショナルデー」公式行事に松本正義会長が出席した。
式典では、日本側代表として松本尚 外務大臣政務官、フランス側代表としてロラン・サン=マルタン フランス共和国欧州・外務大臣付対外貿易・在外仏人担当大臣がそれぞれスピーチしたほか、日仏にルーツを持つシンガーソングライターのマイア・バルー氏によるライブパフォーマンスが披露された。
その後、午餐会やフランスパビリオンの視察が行われた。



