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2021年度

2021.10.19

地球環境・エネルギー委員会講演会

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 10月7日(木)、地球環境・エネルギー委員会では、立命館大学古気候学研究センター長・教授の中川毅氏を講師に迎え、「暴れる気候と暴れない気候:人類は予測不可能な時代をどのように生き延びたのか」と題した講演会を開催した。
 講演では、昔から地球では、予測できない気候変動が不定期に繰り返し起こっていることや、19世紀の産業革命が無ければ、地球はすでに氷河期に入っていたであろうことなど、さまざまな視点から気候変動問題に関する説明が行われた。
 また、予測不可能な将来に対応するには、多様性を確保した社会を形成することが重要であるとの指摘もあった。






2021.10.12

科学技術・産業振興委員会講演会を開催

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 9月28日(火)、科学技術・産業振興委員会では、科学・技術・工学・芸術・数学を分野横断的に学び、課題発見力や課題解決力を育成する「STEAM教育」に関する講演会を開催した。
 はじめに、浦嶋將年 東京大学総長室アドバイザー・生産技術研究所研究顧問、江村克己 日本電気NECフェロー、田中幸二 元日立製作所代表執行役執行役副社長から、「STEAM教育推進の必要性とプラットフォームの構築」と題した講演が行われた。浦嶋氏からは、STEAM教育を社会全体で推進することの必要性や各省庁の取り組みのほか、産官学の連携によるSTEAM教育推進プラットフォームの構想等に関する現状報告があった。
 その後、折笠光子 日鉄エンジニアリングサステナビリィ・広報部長から、自社で実施した高校生向け教育プログラムの具体的な事例とそれによる効果について説明が行われた。






2021.10.05

企業制度委員会講演会を開催

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 9月24日(金)、企業制度委員会では、江田麻季子 世界経済フォーラム日本代表を講師に迎え、「世界がめざす回復と成長の道すじ」と題した講演をオンラインにて実施した。
 講演では、地球規模での課題の解決をめざし、官民両セクターの架け橋となる国際機関としての世界経済フォーラムの取り組みについて紹介が行われた。また、世界が抱える課題がますます多様化、複雑化していることにより、一個人または一組織が単独で世界情勢を改善することはできなくなっていること、したがって、課題を解決するためにはプラットホームにマルチステークホルダーを招集して解決に向けた取り組みを促すような「プラットホーム・アプローチ」が重要であることについて説明があった。






2021.09.28

労働政策委員会 有識者との意見交換会を開催

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 9月17日(金)、労働政策委員会では、中央大学経済学部研究科委員長・教授の阿部正浩氏を迎え、「コロナ禍の経験を踏まえた、今後の災禍時における雇用施策のあり方」をテーマに意見交換会を実施した。
 まず、阿部氏は、コロナ禍における雇用調整助成金を中心とした雇用対策について、失業抑制には効果があったとした上で、コロナ禍が長期化するなかで、構造の変化に伴う失業の増加が懸念されることを指摘した。それらをふまえ、今後の雇用対策について、労働移動支援の強化や、雇用保険財政の枯渇化への対応などの問題提起がなされた。
 その後の意見交換では、「雇用対策は、失業が発生する要因によって切り分けて考える必要がある」「コロナ禍が企業の経営にどのような影響を与えたか、雇用保険以外の経済施策も含めた検証が重要」といった意見があがるなど、活発な議論が交わされた。






2021.09.28

第9回明日のビジネスを担う女性たちの交流会in大阪を開催

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 9月14日(火)、21世紀職業財団、大商、関西女性活躍推進フォーラム(事務局:関西広域連合、当会)とともに「第9回明日のビジネスを担う女性たちの交流会」をオンラインにて開催し、約250名が参加した。
 パネルディスカッションでは、当会ダイバーシティ&インクルージョン専門委員会副委員長である伊藤忠商事執行役員の的場佳子氏のほか、島津製作所上席理事の飯田順子氏、関西電力送配電大阪支社長の野地小百合氏が登壇し、今までの経験をふまえ、気持ちが折れた時の乗り越え方や役職が変わったことで工夫した点など、女性のキャリアアップに向けたヒントになるような議論が行われた。
 最後に、パネリストらから女性活躍は組織の活性に必要不可欠であり、自分に自信をもってチャレンジしてほしいと参加者へエールが送られた。






2021.09.21

関西健康・医療創生会議オンライン・シンポジウムを開催

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 9月10日(金)、当会が参画している関西健康・医療創生会議の主催により、「ウイルスと人間社会」と題したシンポジウムがオンラインにて開催され、約800名が参加した。
 はじめに、大阪大学感染症総合教育研究拠点の松浦善治拠点長から「ウイルスと生きる」と題した基調講演が行われ、生き物とウイルスは共生関係にあり、人間はウイルスの本質を理解した上でこれからの生活様式を考えなければならないとの指摘があった。
 続いて、大阪大学免疫学フロンティア研究センターの岸本忠三特任教授、松浦拠点長、関西健康・医療創生会議の井村裕夫議長による鼎談が実施され、「コロナウイルス・パンデミック時代を生きる」をテーマに、今後どのようにウイルスと向き合っていくべきかについて活発な議論が行われた。






2021.09.14

「関西航空機産業プラットフォームNEXT」第6回研究会を開催

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 9月3日(金)、神戸国際展示場で開催された「国際フロンティア産業メッセ2021」において、当会と近畿経済産業局、新産業創造研究機構(NIRO)が連携して構築・運営している「関西航空機産業プラットフォームNEXT」は第6回研究会を開催し、約60名が参加した。
 研究会は、2050年カーボンニュートラル実現に向け、航空機における低炭素化・脱炭素化が不可避となっているなか、「カーボンニュートラルに向けた次世代航空機への取り組み」をテーマに実施し、経済産業省課長補佐の岩永健太郎氏から国の動向、めざすべき方向性や研究開発・社会実装への取り組みについて、東京大学名誉教授の鈴木真二氏からは、革新的航空技術(環境対応・電動化等)によるCO2削減への取り組みについて紹介した。






2021.09.14

「エンタープライズシンガポール オープンイノベーションセミナー」を開催

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 9月3日(金)、アジアビジネス創出プラットフォーム(ABCプラットフォーム)スタートアップ部会は、エンタープライズシンガポール(シンガポール企業庁)および日本アセアンセンターとともに、「エンタープライズシンガポール オープンイノベーションセミナー」を開催し、関経連会員企業など93名が参加した。
 イベントでは、シンガポール企業庁SWITCHオフィス副代表のウーエイ・ユアン・セン氏からシンガポールのスタートアップ環境やスタートアップイベント「SWITCH」についての説明が行われた。また、同庁のアシスタント開発パートナー ヴァーニス・ウン氏から企業間の協業を通じて地球環境保全のためのソリューションをめざす「サステナビリティ・オープン・イノベーション・チャレンジ(SOIC)」についても紹介が行われた。






2021.09.07

「企業の社会的側面に関する研究会」を開催

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 8月26日(木)、「企業の社会的側面に関する研究会」を開催、加藤康之 京都大学客員教授を講師に迎えて、「ステークホルダーを意識したESG投資とESG経営」と題した講演を行った。
 講演では、コロナ禍を受け注目度を高めているESG投資や、ESG評価と企業価値との関係性などについて解説がなされた。また、ESG評価は株価に織り込まれつつあるが、ESG投資が常に高リターンをもたらすと考えるのは合理的でなく、コロナ禍の時期に好調であったESGリターンが今後も続くとは限らないといった指摘があった。
 講演後は講師を交え、企業の社会的側面に関する研究について、取り組みの方向性などについて意見交換を実施した。






2021.09.07

経済財政委員会を開催

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 8月24日(火)、経済財政委員会を開催し、立正大学の吉川洋学長を講師に迎えて、「持続的な成長を見据えた税財政の方向性」と題した講演と意見交換を行った。
 講演では、わが国の経済状況や税財政が抱える構造的な課題などについて解説が行われたほか、財政健全化に向けて、基礎的財政収支だけでなく公債等残高(対GDP比)も改善していくことや、社会保障などの歳出面と消費税などの歳入面の一体的な改革を進めていくことの重要性についても指摘があった。
 講演後は講師を交え、次年度税制改正に向けた要望書案や、中長期的な視点での税財政改革の方向性などについて意見交換を実施した。






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