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2023年度
メンバーシップ部会主催講演会を開催
３月29日(水)、メンバーシップ部会では、竹林・畑・畑中・福島法律事務所の竹林竜太郎弁護士を講師に迎え「多様な働き方の労働時間管理」と題した講演会を開催した。
講師は、テレワークにおける労働時間管理について、テレワーク就業場所（自宅等）と事業場や客先等との間の移動時間は、最短の移動時間で移動することが義務づけられている場合のみ労働時間にあたると説明した。
また、近年判例が増えている割増賃金の定額払いについては、法定の割増賃金額を下回らないなど、一定の要件を満たす必要があること、自主的に仕事を自宅に持ち帰ることについては、労働時間とならない場合でも、脳疾患・過労死などが起これば、労災認定される可能性もあることなどを注意喚起した。
ＥＸＰＯ2025関西観光推進協議会を設立
３月23日(木)、関西広域連合、関西観光本部などとともに、EXPO2025関西観光推進協議会を設立し、第１回会合が開催された。本協議会は、2025年大阪・関西万博の機運醸成と関西観光促進という観点から「万博プラス関西観光」に向けた具体的な事業を進めていくことを目的に、関西観光本部を事務局として官民が一体となり設立したものである。
会合では、25年までの２年間、万博に対応した旅行商品の提案など、４つの事業を柱に取り組むことや取り組みにあたっての推進体制などについて議論が行われた。
協議会後に実施された共同記者会見には、当会の松本正義会長、関西広域連合の三日月大造連合長(滋賀県知事)をはじめ、広域連合の代表と参加企業の代表が出席、松本会長は「国内外から2,820万人の来場が見込まれる絶好の機会である万博に向け、新しい関西の観光をつくる心持ちで進めることが重要だ」と発言した。
評議員会を開催
3月22日(水）、日本放送協会(ＮＨＫ)専務理事大阪放送局長の小池英夫氏を講師に迎え、「メディアの現状とＮＨＫ大阪放送局の取り組み」と題した評議員会を開催した。
小池氏は、近年、ＳＮＳや動画配信サービスなどの新たな情報媒体の普及で人々の価値観が多様化していることや急速に拡散される情報のなかにフェイクニュースが混在していることを説明したほか、受け取る側の関心度合いに応じた情報提供によって、結果的に接する情報に偏りが生じることへの課題についても指摘した。
最後に講師から、「ＮＨＫは今後も情報の健全性を確保した信頼度の高い情報源として、デジタル時代に即した公共放送の役割を果たしていきたい」との発言があった。