NEWS FILE
2023年度
鳥取県×関西経済連合会 経済交流セミナーを開催
１月25日(木)、関経連エリアパートナーズ活動の一環として、鳥取県とともに、医工連携をテーマに経済交流セミナーを開催した。
セミナーでは、鳥取大学工学部の松永忠雄准教授による「医工農のためのものづくり技術と、実用化を目指すマイクロデバイス」と題した基調講演が行われ、低侵襲医療デバイスの実用化に向けた取り組みや、工学部の特色を生かした「医工学プログラム」などが紹介された。また、ダイキン工業の菊野智教氏からは、2021年に締結した鳥取大学との包括連携協定について、乾燥地研究を軸とした空調ソリューションやヘルスケアの分野での協業を進めているとの説明があった。
続いて行われた交流会では、十河政則 関経連副会長によるあいさつの後、平井伸治 鳥取県知事が乾杯の発声を行い、参加者らは鳥取県産の食材を使った食事に舌鼓を打ちつつ交流を深めた。
外国人留学生採用にむけた３STEPセミナー(２nd STEP）
１月24日(水)、外国人留学生採用にむけた３STEPセミナー (主催：関西高度外国人材活躍地域コンソーシアム*、共催：大学コンソーシアムひょうご神戸)の２nd STEPセミナーが神戸市内で開催され、オンライン視聴を含む93名が参加した。
第１部のセミナーでは、杉田昌平 弁護士・ジェトロ高度外国人材スペシャリストから「知らなかったではすまされない、外国人雇用に関するトラブルとその対策事例」と題した講演が行われた。
第２部のトークセッションでは、大阪出入国在留管理局および大阪外国人雇用サービスセンターから、在留資格に関する留意点や一時帰国のための長期休暇への配慮など、外国人材定着のための要点などについて意見が交わされた。
*関西高度外国人材活躍地域コンソーシアム：2023年２月に設立。高度外国人材の活躍推進による中堅・中小企業の海外展開促進・地域活性化をめざし、留学生をはじめとする高度外国人材の就職・定着支援を促進するための地域の産学官からなるコンソーシアム。当会が事務局を担い、日本貿易振興機構と連携して各種事業を展開している。
APEC/ABAC 2023 大阪報告会を開催
１月19日(金）、ABAC*日本支援協議会とともにAPEC/ABAC2023大阪報告会をオンラインにて開催し、経済産業省、外務省のAPEC高級実務者、APECの諮問委員会であるABAC日本委員から、APECおよびABACにおける2023年の活動について報告が行われた。
参加者からは、米中デカップリングによるAPECやABACの議論の場における影響や災害のためのインフラファイナンスなどについて質問があった。
2024年はペルーが議長国となり、APECでは「Empower(エンパワーメント）、Include(包摂）、Grow(成長）」を、ABACでは「People(人）、Business(ビジネス）、Prosperity(繁栄）」をテーマに活動する予定となっている。
＊ABAC:APEC Business Advisory Council(APECビジネス諮問委員会) 1996年に設立されたAPEC唯一の公式民間諮問団体であり、APECの政策に直接提言ができる。
経済安全保障説明会を開催
１月18日(木)、経済安全保障説明会を開催し、オンライン視聴を含む約280名が参加した。
説明会では、内閣府の山本ひかる参事官補佐から、「特定社会基盤役務の安定的な提供の確保に関する制度について」と題し、経済安全保障推進法の全体像をはじめ、当該制度の施行スケジュールおよび準備状況、規制対象・導入計画書の記載事項などについて説明があった。
その後の質疑応答では、届出を行うにあたって必要な記載事項や届出要否について参加者から確認があった。
本制度は本年５月17日に運用開始予定であり、内閣府では相談窓口*を設け、各事業者からの問い合わせを受け付けている。
*相談窓口はこちら
https://form.cao.go.jp/infra_keizaiampo/opinion-0001.html#toiawaseform
評議員会を開催
１月15日(月）、評議員会を開催、國學院大學神道文化学部教授の平藤喜久子氏を講師に迎え、「神話学からひも解く日本の成り立ち」と題した講演が行われた。
講師は、日本神話の始まりであるイザナキとイザナミの「国生み神話」を取り上げ、神話学の観点から、神々が生まれたばかりの混沌とした大地を矛でかき混ぜ国土を創成した話は中国の文献をはじめ海洋国の神話や昔話にも通じること、日本の成り立ちは複数の文化の諸要素が混ざり合った多様性のあるものと言えることなどを説明した。
また、さまざまな角度からひも解くことで新しい解釈の可能性が生まれる神話学の魅力について紹介した。
京都経済界との懇談会を開催
12月26日(火)、京都商工会議所をはじめとした京都経済界との懇談会を京都市内で開催した。当会からは松本正義会長をはじめ７名が、京都経済界側からは塚本能交 京商会頭をはじめ８名が出席した。
松本会長は冒頭あいさつで、「大阪・関西万博は11月30日に開幕500日前を迎え、前売チケットの発売も始まった。機運醸成の取り組みを一層強化し、成功に向けて京都経済界の皆さまとともに取り組んでいきたい」と述べた。塚本会頭からは、「2024年は万博を成功に導く上で重要な１年になる。関経連と京都経済界が一体となって盛り上げたい」との発言があった。
その後、ＡＳＥＡＮとの交流、スポーツ振興、大阪・関西万博等について活発な意見交換が行われた。
評議員会を開催
12月25日(月)、評議員会を開催、創立以来初となる女性学長に就任した同志社大学の植木朝子学長を講師に迎え、「ダイバーシティ社会の実現に向けた大学の役割－同志社大学の取組から－」と題した講演が行われた。
講師は、努力せずとも自然に出てくる感情的な共感「シンパシー」と、異なる立場の相手の考えや感情を想像する能力「エンパシー」との違いについて説明し、ダイバーシティを推進する上では「エンパシー」を身につけることが重要であると述べた。また、大学はそのための学問的知識を得たり、多様性を理解したりするための訓練の場を提供する重要な教育機関であると述べ、同大学で取り組んでいる事例について紹介した。
最後に、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見）による思い込みについて触れ、大学が担う教育・啓発の重要性を強調した。
メラニー・ザクシンガー 在大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事との懇談を実施
12月21日(木）、松本正義会長は、メラニー・ザクシンガー在大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事との懇談を実施した。
ザクシンガー総領事は、2025年大阪・関西万博について、「循環経済」をメインテーマに準備が進められているドイツパビリオンを紹介した上で、万博が関西の魅力を海外にアピールする好機となることへの期待を示した。そのほか、Ｄ＆Ｉについて、ドイツと関西との事業連携によって今後さらに議論を深めていきたいと述べた。
松本会長は、グリーン分野やライフサイエンス分野をはじめとする多様な産業が集まり、有力大学や先端研究拠点を多数持つ関西の魅力について紹介し、ドイツをはじめ多くの海外企業に進出してもらいたいと述べた。また、万博を契機として、ドイツと関西との関係をさらに深化させていくことに意欲を示した。
第４回うめきた響合の場
12月20日(水)、2024年に先行まちびらきを予定している「うめきた２期」のイノベーション創出に向けたトライアル事業として、「第４回うめきた響合の場」をうめきた未来イノベーション機構(Ｕ―ＦＩＮＯ)と関西イノベーションイニシアティブとともに開催した。
本イベントは、企業、大学、支援機関等のオープンイノベーション部門の窓口が縁日の「出店」のように集まる場を設け、スタートアップ等が提案や相談を行うことで、イノベーションの創出につなげることを目的としたものである。
今回は、フードテックをテーマに、13の企業、大学、支援機関などが「出店」として参画し、スタートアップ等と72件の面談が実施された。当会では、引き続き新たなイノベーション創出に向けたマッチングに取り組んでいく。
フン・マネット カンボジア首相との懇談を実施
12月19日(火）、国際委員会の大林剛郎交流担当委員長は、フン・マネット カンボジア首相との懇談を実施した。
フン・マネット首相は、「交通インフラや物流等の分野における関西企業からカンボジアへの投資加速をめざし、政府としても制度やインフラ等の整備を強化していきたい」と述べたほか、2025年大阪・関西万博の開催に向け、カンボジアの魅力を広くアピールしていきたいとの意欲を示した。
大林委員長は、ますますの発展が予想されるカンボジア経済に触れ、大阪・関西万博を契機に、これまで以上にカンボジアと関西との間で経済交流が拡大していくことへの期待を述べた。