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2023年度

2023.05.23

DX特別委員会講演会

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 5月10日(水)、DX特別委員会では、経済産業省商務情報政策局情報技術利用促進課デジタル人材政策企画調整官の 平山利幸氏を講師に迎え、「DX推進・デジタル人材育成の推進について-デジタルスキル標準を中心に-」と題した講演会を対面とオンラインとの併用で開催し、合わせて約70名が出席した。
 平山氏からは、デジタル技術が急速に進展していくなか、産業全体の競争力強化や社会の課題解決をはかるためには「企業のDX推進」と「デジタル人材の育成」を両輪で推進していくことが重要であるとの説明がなされた。
 その後、経済産業省による企業のDX推進に係る施策のほか、「デジタルスキル標準」や「デジタル人材育成プラットフォーム」など、デジタル人材を育成する仕組みについて紹介があった。

2023.05.23

企業制度委員会講演会

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 5月9日(火)、企業制度委員会では、マッキンゼー・アンド・カンパニーの北條元宏 関西オフィス代表、河内誉帆 パートナーを講師に迎え、「アクティビストファンドの動向と経営戦略のあり方」と題した講演会を開催した。
 講演では、世界市場における株主アクティビズムの最近の傾向や、アクティビスト視点から見た日本市場の状況などについて、データや具体事例などを交えながら解説が行われた。
 また、講師は、アクティビスト投資家への最善の防御策は企業価値の創造に注力することであると指摘し、そのためには戦略的な投資と適切な経営管理を行うことが重要であり、CEOがその中心的な役割を担うべきであると言及した。

2023.05.16

フィリピンオンラインスタートアップイベントを開催

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 4月26日(水)、フィリピンを対象としたスタートアップセミナー及びビジネスマッチングイベントをオンラインにて開催した。フィリピン市場の状況やエコシステムの紹介、市場進出方法に関する説明が行われた後、フィリピンのスタートアップ企業3社がプレゼンテーションを実施した。
 参加者からは、「フィリピンの経済状況や市場進出の際の留意点などの解説があり、有意義だった」との感想が寄せられた。
 今後も引き続き、ASEAN諸国のスタートアップ企業と関西企業とのビジネスマッチング創出に関するイベントを開催していく。

2023.05.16

評議員会を開催

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 4月24日(月)、京都大学総長の湊長博氏を講師に迎え、「老いは病いか?」と題した評議員会を開催した。 講師は、高脂血症、がん、2型糖尿病、慢性腎不全、関節リウマチ、認知症などが65歳前後に発症、診断されていることを指摘し、加齢に伴う免疫システムの老化が加齢関連疾患を引き起こしていると考えられると述べた。さらに、老化T細胞と自己反応性B細胞の相互刺激を阻止すれば、免疫老化を防げる可能性があると解説した。
 また「老化が引き起こすさまざまな疾患を取り除けば寿命は延び続けるかもしれない。人はいまだ寿命の限界を知らず、いずれ迎える寿命を決定づけるものが何かはまだ分かっていない」と語り、講演を締めくくった。

2023.05.09

地球環境・エネルギー委員会講演会

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 4月21日(金)、地球環境・エネルギー委員会では、原子力安全研究協会理事(東京大学名誉教授)の山口彰氏を講師に迎え、「原子力を取り巻く国内外の動向と諸課題について」と題した講演会を開催した。
 講演では、日本のエネルギー政策の現状や次世代革新炉の国内外の開発動向について説明が行われた。その上で、原子力発電所の運転期間に対する考え方や高レベル放射性廃棄物の最終処分に向けた政府の取り組みなど、日本における原子力政策の今後の方向性について解説があった。
 また講師は、原子力の開発・利用においては安全性を最優先とした上で、エネルギー供給における自己決定力の確保やGXへの貢献といった原子力の価値を実現するよう、国や事業者は行動するべきだと指摘した。

2023.04.25

中華民国工商協進会および中華民国三三企業交流会との懇談を実施

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 4月13日(木)、林伯豊 中華民国工商協進会名誉理事長/中華民国三三企業交流会理事長と黃教漳 中華民国工商協進会副理事長を団長とする台湾企業訪日団との懇談を行った。当会からは松本正義会長、鈴木博之国際委員長のほか、9名が出席した。
 林名誉理事長は、2025年大阪・関西万博に関して、「最先端技術や万博のコンセプトに注目している。万博開催が関西の活性化につながることを期待している」と述べた上で、台湾企業の万博参加への支援を表明した。
 黃副理事長は、半導体、電気自動車、エネルギーの分野で台湾と関西との経済協力を強めたいとの意向を示した。
 それに対し松本会長は「台湾と関西との経済的な結び付きは以前にも増して進展している」と述べ、今後も関係を強化し、交流を深めていくことを表した。

2023.04.25

評議員会を開催

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 4月11日(火)、オフィス ジオパレオント代表の土屋健氏を講師に迎え、「古生物のしたたかな生き方」と題した評議員会を開催した。
 土屋氏は、より高い攻撃力を備えた生物に覇権が移り変わる一方で、大量絶滅を乗り越えられたのは一見無個性だがさまざまな環境変化に適応できる汎用性を備えた生物だったこと、絶滅をかろうじて免れた生物が、長い雌伏の期間に進化し続けて後の繫栄に繋がったことなど、生物のさまざまな生き残り戦略を紹介した。
 また、5回の大量絶滅のうち1回は隕石の衝突が原因であったが、落下場所や軌道がわずかでもずれていれば大量絶滅は回避できたといわれており、どれだけ戦略を練っても最後は運も必要だ、と述べた。

2023.04.18

神戸商工会議所との懇談会を開催

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 4月6日(木)、神戸市内で神戸商工会議所との懇談会を開催した。当会からは松本正義会長をはじめ8名が、神戸商工会議所からは川崎博也会頭をはじめ9名が出席した。
 冒頭、川崎会頭より「2025年大阪・関西万博を契機に神戸も今よりさらに元気にならないといけない。そのためにも一層関経連と連携していきたい」と発言があり、これを受け松本会長は「年内にはチケットの前売り販売も開始されることから、全国規模で一層機運を高めていきたい。そのためにはあらゆる層に万博への関心を持っていただく場面を増やすことが必要不可欠」と述べ、協力を呼び掛けた。
 その後、万博に向けた機運醸成や関西におけるDX推進などについて活発な意見交換が行われた。

2023.04.11

労働政策委員会意見交換会を実施

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 3月31日(金)、労働政策委員会では、同志社大学社会学部の寺井基博准教授を講師に迎え、意見交換会を実施した。
 講師は、ジョブ型雇用の定義や導入状況、導入によるメリット・デメリットなどを、メンバーシップ型雇用と対比しながら説明した。また、日本の雇用慣行が、「いつでも、どこでも、なんでも、やり遂げる」という目標必達の働き方を前提としている点を指摘し、その見直しの方向性として、社員区分を複線化に対応したものとし、区分ごとに労働時間や勤務地、業務内容などを約定する労働契約のあり方を提案した。
 意見交換では講話の内容も踏まえ、多様な人材活用のあり方や労働移動の円滑化などについて議論が行われた。

2023.04.11

女性のエンパワーメント交流会を開催

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 3月30日(木)、女性のエンパワーメント交流会を開催、会員企業から女性の役員や部長など28名が参加した。金花芳則 川崎重工業取締役会長(関経連副会長)を迎え、「アメリカ勤務での実体験を踏まえて」と題した講演を実施した後、 山内千鶴 関経連D&I専門委員長のファシリテートのもと質疑応答・意見交換を行った。
 金花氏は、徹底的に勉強し、誰にも負けない専門家になれるよう仕事を極めれば、新しい分野においても直感が働き、判断力が身につくと語った。また、約20年間の海外勤務経験を踏まえ、日本の良いところは、お客さまを第一に考える思いやりの精神であり、それは鉄道車両の分野だけでなく、世界に通用するものだと述べた。

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